漫才「腕を増やそう」

☆はじめに☆

これは僕「佐々木虚像」と羊のぬいぐるみ「沼津幸代」の2人による漫才コンビ「エクレア食べるよ竹田くん」のネタ「腕を増やそう」の文字起こしです。狭い部屋で僕が隣にぬいぐるみを置いて1人2役で大騒ぎしている様子を想像しながら読んでくれたら嬉しいです。

 

 


佐々木「どうもー、エクレア食べるよ竹田くんです!!よろしくお願いします」

 

沼津「よろしくお願いします」

 

佐々木「僕、増やしちゃったんですよ、アレ」

 

沼津「おっ、黒歴史をですか?」

 

佐々木「えー……発表させてください」

 

沼津「何を?黒歴史ランキングを?」

 

佐々木「この度、わたくし佐々木虚像は……腕を増やしちゃいました!!!!」

 

沼津「……」

 

佐々木「……?」

 

沼津「増えてないじゃん」

 

佐々木「イマジナリー腕ですよ」

 

沼津「きもちわるっ」

 

佐々木「でも触ると確かにあるんですよ、ほら」

 

(沼津にイマジナリー腕を触らせる。ぬいぐるみなので佐々木に動かされている)

 

沼津「うわっ本当だ。もうイマジナリーじゃないよ。透明腕だよ」

 

佐々木「この腕を使ってアイドルになろうと思ってるんです。」

 

沼津「は?」

 

佐々木「今までいなかったでしょう、透明な腕が生えてるアイドルって。だからなろうと思うんです」

 

沼津「???」

 

佐々木「まあ見ててください、アイドルなっちゃうんで」

 

沼津「そんな軽いノリでなっちゃダメだろ」

 

佐々木「ピャーーー!!」

 

沼津「は?」

 

佐々木「アイドルなれました」

 

沼津「今ので???」

 

佐々木「はい」

 

沼津「本当に返事はいだけで良いのかこれ」

 

佐々木「はい」

 

沼津「説明不足じゃない?」

 

佐々木「はい 沼津が説明してください」

 

沼津「え?」

 

佐々木「沼津が、説明してください。はい」

 

沼津「私が説明しなきゃいけないの?」

 

佐々木「沼津が説明しなさいにょろ〜ん

 

沼津「そんなキモい言い方しないでよ」

 

佐々木「ピャーーー!!」

 

沼津「うわっ」

 

佐々木「アイドルやめました」

 

沼津「今ので???」

 

佐々木「はい」

 

沼津「本当に返事はいだけで良いのかこれ」

 

佐々木「はい」

 

沼津「説明不足じゃない?」

 

佐々木「はい」

 

沼津「って、これ、デジャヴか?もういいよ」

 

佐々木「どうも、ありがとうございましたー」

 

沼津「良くない良くない」

 

佐々木「良いっつってんだろ」

 

沼津「え?」

 

佐々木「お前はぬいぐるみだ。自我はない。良いな。」

 

沼津「?」

 

(沼津を棚の上に置く)

 

佐々木「…………」


佐々木「……」

 

 

 

 

 

 


佐々木「???」