僕が送った手紙を全て燃やして暖をとるなどしてほしいです

僕の部屋には先週からハムスターの妖怪がいる。2時間ほどで消えるだろうと放置していたが消えず、3日目くらいで可哀想になってきたので「自由」という名前をつけて飼うことにした。法に触れないギリギリの快楽である。

自由は部屋中を飛び回り、文句を言い、挙句の果てには変な色の血を吐いた。変な色だったが鉄の匂いがしたので血であることが分かった。貧血を起こした自由は見る間にさっき吐いた血と全く同じ色に変色した。そして今この文章を書いている間に死んだ。今度、自由の屍を連れて遊園地にでも行こうと思う。

 

ふとスマホを見ると通知欄に

 

バイト先のスーパーに「殺してくれませんか」って電話したら生牡蠣もらえたの何だったんだ

 

と書いてあったので慌てて自分の首をギュっと締めてみたら普通に息ができなくなって焦った。あと部屋がちょっと広くなって嬉しかった。視界はいつだって3つある。もう何年も前の話だけど、こういうことが忘れられない性格だから走れないんだろうなと思います。午前中、近所の老夫婦があげる奇声に合わせてステップを踏んで筋肉痛になった。

部屋にクジャクのお化けが出た……

全く動かない雲になりたい。

風の強い日に現れ、他の雲たちがヒュゥと流れる中、僕だけが空の真ん中でじっとしていたい。

ふと空を見上げた人や機窓から景色を眺めていた人に「あれ?なんかアイツだけ動かなくない?」と思われたい。

どこから見ても、空の真ん中に在りたい。

遠い国の子供にも「あれ?なんかアイツだけ動かなくない?」と思われたい。

SNSで「妖怪」とか「人工台風」とか言われたら、少しだけ動いて、さらに騒然とさせたい。

 


そんなことを考えながら僕は定食屋に入った。

 


店員「いらっしゃいませ」

僕「日替わり定食ください」

店員「いいかいいいかいいいかいいいかいいいかいいいかいいいかいいいかいいいかいいいかい学生さん学生さん学生さん学生さん学生さん学生さん学生さん学生さん学生さん学生さんトンカツトンカツトンカツトンカツトンカツトンカツトンカツトンカツトンカツトンカツ」


壊れてしまった。

画質が粗くなっていく店員を横目に僕は定食屋の窓を突き破って走り出す。

そして停車していたタクシーの窓を思い切り叩いて

 

「最果てまで!!!!!」

 

と大声で叫んだあと、運転手に有り金を全て渡したら、旅の始まりだ!!

 

〜車内での会話〜

 

運転手「お客さん泥だらけですけど大丈夫ですか」

僕「いつの間にッッ!!!!なんかいつ見ても天気の話しかしてない情報番組ってありますよね」

運転手「私の体が池だったら水を全て抜いてもらえるのに笑」

僕「ポンプのお店」

 

〜車内での会話・終〜

 

目的地に到着した。完全なる森だ。

足元に落ちていた麻雀牌を拾い上げると、魚のようにピチピチと跳ねて腹が立ったので踏み潰して粉々にしてから周辺にばら撒いた。ゼリーのように柔らかかった。

「札束でも落ちてないかな笑」と思いながら森の奥へ進んだが、遠くに「ホテル・詐欺被害」と書かれた看板が見えたので急いで引き返した。

麻雀牌の粉を撒いたところに綺麗な花が咲いていたので「しょうもない!」と思いました。

 

次の日、ニュースを見たら僕が乗ったタクシーの運転手が捕まっていた。誰も天気の話をしなかった。

自分がどこにいるのか分からないまま

昨日の夜中、近所の幼稚園の園長先生から電話がかかってきた。今度の運動会でやる種目を考えてほしいとのことだったので、「奇舌(きぜつ)」というオリジナルのスポーツを提案したところ、すぐに採用された。

奇舌のルールは簡単。親戚が描いた絵を背景に、食肉市場のモノマネをして、クオリティの高い方が勝ち。

実は僕、数年前まで「奇舌で生きていくぞ!!」と思っていたのですが、全然そんなことはなく、音楽を作るだけの機械と化してしまいました笑

↑俺の友達の名言

 

自分がどこにいるのか、何をしたら良いのか、何を考えているのか、自分が誰なのか、世界は何なのか、分からないまま、この場所に来た、よ。だから、スマホの充電器に手足生やして戦わせようぜ。マジで……

MPDGありがとね

近所の公園から聞こえる子どもたちの声に合わせてダンスを披露する

部屋の窓を開けると、大きな蛇が「おはようございます!!」と元気に挨拶をしてきたので、僕も「おはようございます!!」と返事をした。素晴らしい朝に、僕は信じられない速度でスパムアカウントをブロックし続けている。それを超える速度で新しいスパムアカウントが現れる。そいつもすかさずブロックする。

SNSモグラ叩きになってしまった…………

それよりも、炊き込みご飯が美味しすぎて、僕はもう何が何だか分からない。どうしたら良い。どうしたら良いか聞いているのですが……ねぇ。どうしたら良い。

お皿を洗っている時、無意識に宇宙の端っこに触れていたようだ。それが理由かは分からないが、最近、外に出ると近所の人々が「あっちに神社がありますよー」と教えてくれるようになった。ありがとう……と思いながら教えてもらった方に向かうと、そこには巨大な木がちょっと斜めに生えていた。

 

僕「親不知みたい」

 

木はぐにゃりとこちらを向いてはっきりと

 

「前歯だ」

 

と言った。

 

 

 

 

 

嘘つきじゃないか……

分厚い布で僕は少し嬉しくなれちゃう

部屋に置いてある観葉植物が巨大化する瞬間を見てから右目の視力がどんどん下がっていくので眼科に行ってみたのですが、誰もいませんでした…………


呪われたかもしれない。


引き出しの中から「悪夢を許すな!」と書かれた画用紙が出てきたので、それをぐしゃぐしゃにしてみた。きれいな状態に戻そうと勢いよく引っ張ったら「悪夢」と「を許すな!」の間で裂けてしまった。


呪われたかもしれない。


「悪夢」の方を僕の額に、「を許すな!」の方を羊のぬいぐるみ・沼津の額に貼り、二人で並んで写真を撮ってみた。


ここで気付いたんだけど、今までの良くない事は全て呪いでもなんでもなくて、「自業自得」というやつなのか。


呪われたかもしれない。

 

 

 

「ヴェーーーーーーーーーーーーーーー」

 

 

 

呪いだ!!!!!

 

 

 

呪いが来たぞ!!!!!

呪いだ!!!!!

呪いが来た!!!!!

呪いだ!!!!!

呪いが来たぞ!!!!!

呪いだ!!!!!

呪いが来た!!!!!

呪いだ!!!!!

呪いが来たぞ!!!!!

呪いだ!!!!!

呪いが来た!!!!!

呪いだ!!!!!

呪いが来たぞ!!!!!

呪いだ!!!!!

呪いが来た!!!!!

 

 

 

慌てて外に出たら誰も居なかったので「ラッキー」と思いながら木に登ってみたが、正直普段から引きこもっている部屋の方が高いところにあるのですぐに飽きてしまった。


パノラマ……………………

フードコートの椅子を引いたらまるで恐竜の鳴き声のような音が鳴り、君は「この音が5000年続いてほしい」と呟き微笑んだ

あの日から耳鳴りが止まらない。

 

外を見たら近所の婆さんが画鋲をピアス代わりにしてたので

 

「婆さん、そのピアス、画鋲かい!?!?」

 

と聞くと、婆さんは爆発した。

不思議なことに婆さんが爆発してから雨がよく降るようになった。窓の外を見て君は「伝説ってこうやってできたんだね」と言う。その後小さな声で「全て消えてしまえ」と呟いたのを僕は聞き逃さなかった。

僕も爆発して雨を降らせたい。君にできないことをしたい。

 

絶対に。

 

雨の中で走り回る子どもたちは「あの日見つけた猫はやっぱり飼うべきだったのか」と後悔しながら、それでもスピードを落とさないように、全てを許さないように、眩しい世界に負けないように、貰った手紙を破り捨ててしまわないように、誰にも気づかれないように叫ぶ準備をしている。

準備が終わってようやく眠れた子どもたちは僕にそっと電話をかけ、僕の鼓膜を破った。

その瞬間ドアが開いて見知らぬ少女が入ってきた。少女の右目からは緑色の液体が流れていて、それが昨日買ったジュースだと気付くのに53秒かかった。少女の着ている制服に血が付いていたので僕が「これはなんですか」と聞くと少女は「あたしは生まれつき こうなっているのである」と答えた。帰ってくれ帰ってくれ帰ってくれ帰ってくれと脳内で叫ぶと、少女は壁にかかっている時計を殴って部屋から出ていった。時計の針は午後4時23分を指していた………………

 

テレビをつけるとニュースキャスターが「明日でこの世は終わってしまうのだから今のうちに好きなことをしなさい」と泣きながら言っていたので、僕は冷蔵庫から昨日買った魚を取り出してそれを解体してみることにした。

魚は想像よりやわらかく、あたたかい。それになんだか懐かしい感じがする。

「やわらかく、あたたかで、なつかしい」

生命だ。

切った爪や髪が硬く、冷たく、新しく感じるのは、身体から切り離されて、僕として死んだから?

でも爪や髪は切る前から硬いよ、僕は常に指先から死んでいっているの、ね、あらら……なんて思いながら解体を続ける。怖い。

思い出した。鮮魚コーナーで睨まれた時、なんだか自分を見ているみたいで、コイツをここから救ってあげなければいけないと思った時の感覚。

ごめんなさい。全部大丈夫だよ。

 

外から爆発音が聞こえて、窓を開けると雨が降っていた。僕は「全て消えてしまえ」と呟いた。

夕方のチャイムで目が覚めた。あれは僕の青春が壊れる音だった。

運命が怖くて階段5段飛ばしです。

 

AIが僕らの全てを奪いにやってきたから遠い星に逃げようよ。そしたら生の牛肉でも持って走り回ろうぜ。

 

凍らせたニワトリで君の部屋の照明を叩き割った時に飛び散ったガラス片はまるであの日見た星空のようだった。

その後ニワトリは解凍され元気に飛んで行ったんだけど、その場にいた人が「アレは飛んでるからニワトリじゃない」って言い出して気になったので調べたらデカいスズメでした。

 

この世には君たちの知らない遊びがいっぱいあるんだぜ〜〜〜っつって子供たちの前で奇妙な踊りを披露してたら村から追い出されちゃった……

そんな僕が村長になったらやりたい事ベスト3はコチラ!!

 

1位 平日の朝から花火大会

2位 うどん食べる

3位 ウニを配る

 

佐々木虚像 10th album「ウニを配る」は配信後すぐに「検索してはいけない言葉」になった。道に迷った蟻がそうさせたらしい。

 

 

 

なんか結局インターネットやめられなくてさ、現実が嫉妬してくるの。インターネットも現実も僕のこと大好きなんだろうけどMMK(モテてモテて困る)ですわ……本当……

「できる限りダサくない人生にしたいっすね」みたいなこと言ってる間にどんどん人生ダサくなっていくんだけどどうしたらいいの?あ、そういえばブログの名前変えたよ。